古い家の耐震強度を上げるにあたり、業者さんから提案のあった、モルタルのベランダをグラスファイバー製のものに変える事にしました。
我が家は2階の三部屋の前にずーっと続くベランダがあるのですが、部分的にベランダ側に床が傾いている傾向が分かったのです。その一つの原因がベランダのモルタルの重さでは無いか、との事でした。
長さ約11m、巾1.5mと大きな面積なので、確かに軽量化は効果がありそうです。工費は約25万円でした。
剥がしたモルタルは概略300kgとの事で、過去の地震で良く倒れなかったものです。
似たケースで、古い民家の屋根にソーラーパネルを付けているのを見ますが、あれは耐震上、とてもリスクが高いのでお勧め出来ません。倒壊した比較的新しい家の屋根にソーラーパネルがあるのをみて、やはり危険だなと思いました。
これはリフォーム後です。軽量化なので、見かけは変わらずです。
補足 2001年の芸予地震で、呉での被害は2軒。一軒はベランダ崩落の下で死亡、もう一軒は、ブロック塀が倒壊して下敷きになり死亡でした。